ここでは、私が日本の大学院入試のために取り組んだ TOEIC 対策の勉強法をご紹介します。 少し前の情報にはなりますが、基本的な学習方法は現在でも十分に活用できると思います。
TOEICでは語彙力が土台となります。私は以下の2冊の単語帳を繰り返し活用しました。
「多くの単語帳に手を出すより、2冊を完璧に覚えること」が大切です。
さらに、過去問を解く中で出てきた知らない単語をメモし、自分専用の「頻出単語リスト」を作って覚えていました。 過去問に登場する単語は、今後も高確率で出題される可能性があるため、見逃さないようにしていました。
文法は大学受験である程度理解していましたが、復習とTOEIC対策のために以下の教材を使いました。
TOEICでは、「文法力」だけでなく「スピード」も重要です。 特にPart 5・6のような短文穴埋め問題では、素早く正確に解答するための「テクニック」も必要になります。 解くスピードを意識しながら問題演習を繰り返しました。
リスニングは問題集を使って繰り返し練習しました。基本的な流れは以下の通りです。
スクリプトを見ながら音声を聞くと、不思議と全ての単語が聞こえるようになります。 海外ドラマなどでも、字幕ありなら聞き取れて、字幕なしだと難しいのと同じ感覚です。
また、TOEICリスニングでは音声が流れる前に設問を先読みしておくことが非常に大切です。 どんな話題かを予測して聞くことで、理解が一段と深まります。
私は5セット分のリスニング問題を何度も繰り返し解き、音声のパターンや先読みの練習を徹底しました。
加えて、TEDやYouTubeでさまざまな国の英語を聞くようにもしていました。 聞き方は2種類あり、1つは集中して聞く「トレーニング」、もう1つは流し聞きの「環境づくり」です。 集中して聞くことで、聞き取れない部分を繰り返し聞き直し、リスニング力を高めることができます。
一方で、通学や移動中には気軽に流し聞きしていました。すぐに成果が出るわけではありませんが、英語が常に耳に入る環境を作ることで「英語脳」を育てる土台になります。 聞き流しは時間がかかりますが、継続することで徐々に効果が現れます。
文法と単語が身についていれば、長文読解で大きく躓くことは少ないと思います。 ただし、TOEICは時間との勝負です。
設問を先に読み、本文のどこに答えがありそうか目星をつけてから読み進める練習をしました。 また、Part 5(穴埋め)を素早く処理し、読解に時間を残す工夫も大切です。
TOEIC対策で私が意識していたポイントは以下の通りです。
地道な積み重ねがスコアアップに直結します。 本気で取り組めば、必ず結果は出ます。がんばってください。